食の大切さ4 発酵食品について
食の大切さについては皆さんも意識していらっしゃると思いますが、いろいろなことに気づかされます。今回は日本ならではの食文化である発酵食品についてすこし書いてみようと思います。
発酵食品といえばご家庭にもある味噌や醤油、チーズ、納豆、キムチそしてラーメンのメンマやザーサイ、ナタデココなど発酵していると気づかずに食べているものもあります。
今日ここでご紹介したいのは発酵の世界をクリエティブに発信している小倉ヒラクさんです。
彼のサイトへいくと発酵に関するありとあらゆることが書かれています。イラストも多く楽しいので ぜひ訪ねてみてください。
https://hirakuogura.com/?p=7419
そして突然ですが、バイオミミクリーという言葉を皆さんはご存知でしょうか?
科学技術の世界では自然界の仕組みや構造を知り、それを真似てより良いシステムやものづくりに役立てるといった手法があります。
そうやって違う世界での出来事に重ね合わせて考えてみると人の世界も似てるなーと共通点に気づいたりすることもあったりします。自然の中に身を置いたり、日々海の潮風を感じたりすることでなにかに気づくこともありませんか?
発酵や細菌たちの世界についても同じでいろいろなことを知っていくと面白いことを発見することがあります。わたしたちの腸内には善玉菌や悪玉菌、そしてそのバランスを見ながら種類が変わる日和見菌が 70%もいます。もしかすると人間界でも同じようなことが言えるのかな?と思ってみたり。。。
そんな発酵食品は実は食べるとメンタルにも影響があるとか!外部からの影響を受けやすい子どもたちもその恩恵を受けることがあるようです。
幸せホルモンとよばれるセロトニンの約 90%は腸に存在していると言われてます。発酵食品を食べることによって腸内細菌のバランスが良くなりセロトニンを合成しやすくなるそうです。そしてお腹の幸せが最終的にメンタルの安定や幸福感へもつながるそうです。
先ほどご紹介した小倉ヒラクさんのサイトから驚くような研究結果の内容をいくつか引用させていただくと、
”免疫力や消化吸収機能はお母さんから子どもに受け継がれる。”
”「リンゴ食いてえなあ…」
というつぶやきは、自分のつぶやきであると同時に腸内のリンゴを栄養分にする微生物たちの要望かもしれない。突飛な発想に思えるが、しかし腸内の微生物のはたらきが人間の感情に作用する物質(セロトニンとか)の分泌に関わっているという研究レポートが登場していきている。僕が学会で聞いてびっくりしたのが、子どもの夜泣きにも体内の微生物が関わっているらしいというレポートだった。”
https://hirakuogura.com/?p=10704
ちょっと長くなりましたが、日々の食事ほどエネルギーがあり、影響力のあるものはありません。子供たちも大人以上に食べるものからその恩恵そして悪い影響も受けていると思います。
これほどにたくさんの発酵食品を愛している国は世界でもめずらしく日本独自の食文化でもあり何世代も前から私たちの体というか腸内細菌が慣れ親しんでいてその細菌たちも!?安心できるのです。
私は小さい頃は味噌味のものがそれほど好きではありませんでした。けれど味噌汁であればどんな子でも受け入れられやすいと思います。皆さんも日々の食事にできるだけ多くの発酵食品を取り入れることを心がけてみてはどうでしょうか?
小倉ヒラクさんのページ
https://hirakuogura.com/